中房温泉登山口~合戦尾根~燕岳~燕山荘(テント泊)~大天井岳~西岳~ヒュッテ西岳(テント泊)~東鎌尾根~槍ヶ岳~槍ヶ岳山荘(テント泊)~横尾山荘~徳沢園~上高地
8月の中旬に嫁と息子(13歳)の3人で歩いた表銀座縦走コースの登山記録。
2日目は燕山荘から大天井岳、西岳を経てヒュッテ西岳まで稜線歩きを堪能。
3日目である本日は東鎌尾根を超えていよいよ表銀座縦走コースの主役である槍ヶ岳への挑戦が予定されている。
前回までの記録
ヒュッテ西岳~水俣乗越
3日目の朝
御来光と同時にヒュッテ西岳を出発。
初日に比べて大分大きく近づいてきた槍が朝日に照らされとても綺麗だ。
歩き始めると身体はすぐに暑くなり、上着は脱いで半袖で行動することにする。
まずは水俣乗越まで大きく下ってゆく。
鎖場やら梯子やらで多少危険な道が続く。
単独行の時は気にもしない難易度ではあるが、今回は嫁と息子連れなのでいつも以上に緊張する。
コースタイム通りで水俣乗越通過する。
ここから先がいよいよ東鎌尾根だ。
気を引き締めるよう家族に指示を出す。
東鎌尾根
流石「鎌尾根」と名のつくコースだけの事はあり、岩登りや両側がスパッと切れてる。
慎重に歩みを進めてゆく。
こちらが有名な三段梯子だ。
自分が降りてる時より、家族が降りてる時の方がハラハラドキドキしてしまう。
ヒュッテ大槍を通過。
ここで東鎌尾根は終了だ。
通常の登山道に戻り一安心。
雲一つない青空に聳えたつ槍ヶ岳がついに目前に現る!大迫力だ!
槍ヶ岳山荘
ヒュッテ大槍から1時間ほど歩き、やっとの事で槍ヶ岳山荘到着。
本日はここで幕営。
ここのテン場は凄い!360℃の大展望、標高3080m!
ここに一度はテント張るのが山屋の夢だよね。
テン場は50張限定、完全区画制で満員になったら20分降った殺生ヒュッテでテントを張ることを余儀なくされる。
早い段階ですぐ満員になるそうなのでAM9:30に山荘に着くように計画立てた。
そのお陰でしっかり2張分の場所を利用することができた。
ちなみにAM11:00頃には満員御礼になっていたので、ここを利用したい方は10時前には到着することを勧める。
見よ!この最高のロケーションを!
アルプス連峰を眺めながら歯磨きしたり、珈琲を楽しんだりと幸せすぎる時間を満喫。
槍ヶ岳
少し雲が出てきた…。
天候が悪くなるのが怖かったので、お昼ご飯を食べる前に今回の登山行程のメインイベント槍ヶ岳登頂にチャレンジする事にした。
嫁と息子にはあらかじめ「怖かったらチャレンジしなくていいよ」と言っていたけど2人とも「ここまで来たら絶対に登る!」とやる気満々だ(笑)。
山荘でレンタルヘルメット(1個500円)を借りていざアタック!
槍ヶ岳登頂途中で岩にしがみ付きながら写真を撮る。
あんなにも山荘が小さい。
なんだか前に登った時より怖い。
これが老いというものなのか…(笑)
無事登頂!
嫁も息子も頑張った!
日間北アルプスを縦走してついに最後の目的である槍ヶ岳の頂きを踏んだ。
頂上で景色を眺めたり、写真撮影したりしばらく満喫する。
しばらく休んだので下山しよう。
登りより降りの方が危険なので、気を引き締めて慎重に降りてゆく。
PM12:00無事下山。
これにて本日の行程は全て完了。
あとは食べたり呑んだりまったりタイム。
槍ヶ岳山荘の食堂「キッチン槍」でご飯を食べよう。
それぞれ牛丼、チキン南蛮、カレーを注文。
いや~、標高3000m超えでこんな豪華な食事ができるなんて贅沢だなぁ。
その後ゆっくり景色を眺めたり、お昼寝したり素晴らしい時間を過ごした。
しかもこの山荘では手作りパンも味わえる!
素晴らしい味に舌鼓。
夕方2時間ほど今回の登山で初めての雨が降った。
槍ヶ岳アタック中でなくて本当に良かった。
テントの中で聞く雨音は、なんだかとてもロマンティックで心地良かった。
さて、明日は最終日だ。
危険個所は無いけど、上高地まで全22kmロング行程。
ゆっくりと脚を休めて明日に備えよう。
今回は『表銀座縦走(3日目)』の登山レポでした。
4日目へと続きます。
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